フロントメモリーという曲がなんかいい話
ハースストーンを心から愛してやまないあまりに、いつしか日常生活のストレスを発散する道具であったこのゲームがストレスを蓄積するゲームになっているという道は誰しも通る国道40号線のようなもので、もちろんわたしも多分に漏れず、この国道をチャリでちんたら走っている真っ只中なわけです。
ちんたらちんたら走り続けてかれこれ三年目に差し掛かろうとしているわけですが、一向に補助輪が取れないまま、恥ずかしげもなく、チャリをこぎ続けております。
そんな補助輪走行のお供にうってつけの品といえば音楽です。ハースストーンというゲームはなかなかもって理不尽なゲームであり、理不尽が常に蔓延しており、その理不尽さに愛着がわいて、やがて理不尽を愛するゲームなため、理不尽とうまく付き合わなければなりません。音楽というものは対面から襲ってくる理不尽トラック暴走野郎を躱す上で非常に役に立ちます。心を鎮めてくれます。はたまた、心を躍らせてくれます。
わたしはよくyoutubeを自動再生しながらPVをちら見して、あら素敵な雰囲気じゃない、あらまた米津玄師ね、あらこのボーカルかわいい、また米津玄師かよ、と発見と米津を繰り返しながら音楽を楽しんでおります。
そんなある日。
理不尽トラック暴走野郎を躱すためにかけていた音楽の中にわたし好みな曲、うまいことをいうと良質なtrackと出会ったわけです。
それがコチラ
なんかいい。
出会った当初、わたしはこのアーティストも知らなければ、映画も知らず、原作さえも知りませんでした。
なぜわたしのプレイリストにまぎれてきたのかは謎ですが出会いに感謝です。とにかく清涼感があって心が洗われます。ハースストーンそっちのけで私は聞き入りました。
おやおや?
聞き入るとわかるのですが、この曲とてもナヨいのです。
歌詞はコチラ
頑張れないを前面に押したナヨナヨな歌です。MVをざっくり見た感じ体育会系の熱血漢な曲だと思っていたので、意外でした。聞けば聞くほど青臭さが耳に残ります。
クセになります。さながら、ワンルームマンションの床に鎮座している靴下の匂いをなんとなく嗅いでしまう行為にも似たあれです。クサいとわかっていても味わってしまうあれです。
こういうナヨナヨした曲は好き嫌いが分かれるとは思うのですが、これも何かの縁と思ってぜひ聞いてみてほしいです。なんかいい、ので。
最後に、あえて強引にハースストーンというゲームにこの曲を結びつけるのならば、わたしも頑張れない側の人間でこのゲームをしています。
選手権に出るほどの努力はしないけれども、一定の自己顕示欲を満たしたいがために月末top100を目指してみたりします。
心の片隅に選手権出てみたいな、という気持ちを持って三年目の夏を迎えようとしています。でも、おそらく頑張れないまま四年目の夏も迎えてそうです。
結果が伴わずとも、理不尽と遊ぶのは楽しいので、わたしの補助輪走行の旅は当分続きそうです。 おしまい
最後の最後まで読んでくれたあなたに、わたしの好きな洋ちゃんをプレゼント